手作業という温もり求めて行ってきました
今日はインド最後の日。
ラタンガルというカディー村へ行ってきました。
早朝に車で出発して着いたのがお昼ごろというとてもロングジャーニーでした。
昔からカディーという生地を使って洋服をつくっておりましたが、手紡ぎ手織りという言葉をさらりと使っていた私。どうしても工房の村が見てみたくて行ってきました。
村にはすでに野良羊?のような感じのフリーの羊が沢山!8月から9月にかけてが収穫の時期らしいので、皆忙しくなるそうです^^
村には一世帯に一つ糸を紡ぐ機械があります。シングルの糸を作り、それを2つ重ねてツイストした糸をつくっていく。
大体の家庭が祖父母と同居なので、一家に2から3台の糸を紡ぐ機械が在るそうです。
一日に作れる糸の量は一人5キロ程だそう。5キロがどの程度なのか、私には検討もつかなかったけど、
本当に本当に手間のかかる作業。
この羊毛を引き伸ばして洗いにかけて紡ぐ前の糸を作る村もあるそうなのですが、遠すぎて今回はいけませんでした。次回に期待です。
こうして作られた糸を、なんとなんと、65年以上も使い続けているというこちらの織り機に装着して
両足と手で紐を引き、横糸が乗った木を両サイドから叩いて送りながら生地を織っていきます。
カコンカコン!ってとてもいい音が鳴り響くこの部屋では、45年もこの仕事をしている職人さんが2人生地をつくっていました。
一日に織れるのは5メートル程だそうです。
機械に糸を通す作業に2日かかるこの機械。足漕ぎだけで織れるちょっとハイテクな装置も在るのだそうですが、使いなれたこの機械をこの職人さん達は使い続けているらしい。次から次にでる新しいものよりも、使い慣れている古いものをリペアしながら使っていく。
そんなモノへの優しさと、仕事へのこだわりが感じられました。
糸が柔らかいので途中でなんども糸が切れて、その度作業を中断して糸の修復にとりかかる。
例えば作業が乗りに乗っているとき、糸が切れたら軽く舌打ちでもしてしまいたくなるのではないかと
一瞬思ったのですが、それはそれは朗らかな雰囲気のまま、糸を繋ぎ直すのです。
45年もこの仕事をしているってすごいですよね。。。。。
そうして作られた生地を見ては、なんだか泣きそうになりました。
感動。
この時代に手紡ぎ手織り。それは文明が浸透していないんではなくて、それを選ばずにこの技術を貫き、職人もまたこの技法により創りだされた生地が最高だと確信しているからでは無いかと思いました。
そんな生地を使わせていただき、何を作りましょう^^生地がいいのはもちろん。でもいますぐ着たいって思えるようなもの達。大切にデザインしようと思います。
明日は手作業のプリント工房のお話♫
それでは〜!
ラタンガルというカディー村へ行ってきました。
早朝に車で出発して着いたのがお昼ごろというとてもロングジャーニーでした。
昔からカディーという生地を使って洋服をつくっておりましたが、手紡ぎ手織りという言葉をさらりと使っていた私。どうしても工房の村が見てみたくて行ってきました。
村にはすでに野良羊?のような感じのフリーの羊が沢山!8月から9月にかけてが収穫の時期らしいので、皆忙しくなるそうです^^
村には一世帯に一つ糸を紡ぐ機械があります。シングルの糸を作り、それを2つ重ねてツイストした糸をつくっていく。
大体の家庭が祖父母と同居なので、一家に2から3台の糸を紡ぐ機械が在るそうです。
一日に作れる糸の量は一人5キロ程だそう。5キロがどの程度なのか、私には検討もつかなかったけど、
本当に本当に手間のかかる作業。
この羊毛を引き伸ばして洗いにかけて紡ぐ前の糸を作る村もあるそうなのですが、遠すぎて今回はいけませんでした。次回に期待です。
こうして作られた糸を、なんとなんと、65年以上も使い続けているというこちらの織り機に装着して
両足と手で紐を引き、横糸が乗った木を両サイドから叩いて送りながら生地を織っていきます。
カコンカコン!ってとてもいい音が鳴り響くこの部屋では、45年もこの仕事をしている職人さんが2人生地をつくっていました。
一日に織れるのは5メートル程だそうです。
機械に糸を通す作業に2日かかるこの機械。足漕ぎだけで織れるちょっとハイテクな装置も在るのだそうですが、使いなれたこの機械をこの職人さん達は使い続けているらしい。次から次にでる新しいものよりも、使い慣れている古いものをリペアしながら使っていく。
そんなモノへの優しさと、仕事へのこだわりが感じられました。
糸が柔らかいので途中でなんども糸が切れて、その度作業を中断して糸の修復にとりかかる。
例えば作業が乗りに乗っているとき、糸が切れたら軽く舌打ちでもしてしまいたくなるのではないかと
一瞬思ったのですが、それはそれは朗らかな雰囲気のまま、糸を繋ぎ直すのです。
45年もこの仕事をしているってすごいですよね。。。。。
そうして作られた生地を見ては、なんだか泣きそうになりました。
感動。
この時代に手紡ぎ手織り。それは文明が浸透していないんではなくて、それを選ばずにこの技術を貫き、職人もまたこの技法により創りだされた生地が最高だと確信しているからでは無いかと思いました。
そんな生地を使わせていただき、何を作りましょう^^生地がいいのはもちろん。でもいますぐ着たいって思えるようなもの達。大切にデザインしようと思います。
明日は手作業のプリント工房のお話♫
それでは〜!
by kapuwa
| 2015-09-01 04:25
| *インド*
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